独立するために必要な準備

独立してフリーランスエンジニアになろうと思ったら、すぐに会社を辞めて活動しても問題ないと考える人は多い。しかし会社をいきなり辞めてしまったら、次の日からの仕事がなく生活費が稼げなくなってしまう。フリーランスエンジニアとして問題なく活動できるよう、会社員を辞める前にしっかりと準備をすることが大切だ。

独立するための準備で特に大切なステップになるのが、案件を受注しやすい環境を整えることだ。知り合いから仕事を回してもらえるなどの人脈がない場合には、自分で営業をして案件を探す必要がある。クラウドソーシングの仕組みを使って人脈がなくても案件を探しやすくなっているものの、自分をアピールできる資料がないと案件の獲得は難しくなる。

案件獲得のために必要になるのが、自分の実績や経験を提示できる資料であるスキルシートだ。スキルシートを作ることで、一緒に働いたことがない相手に、実績や持っているスキルをアピールできる。独立を目指しているのであれば、会社員の頃にスキルシートの上手な作成方法を学び、準備しておくことが大切だ。

また案件の受注以外にも、フリーランスになるなら開業届などの準備を整えておく必要がある。開業届を出しておくことで、確定申告の際に所得税の控除額を大きくできるなどのメリットがあげられる。確定申告時に青色申告にすると控除額が増えるので、開業届と一緒に青色申告承認申告書を提出して準備を整えておくことも大切だ。